毎年恒例の「かき揚げ」
手間がかかる料理なので、3年生が卒業した後、食数が減ったタイミングで実施しています。
4種類の具材と、小麦粉、でんぷん、塩をたらいの中で混ぜ合わせ、水を加えながら丸められる固さに調整します。
たらい2つで600人分です。
全体量を測って、一人分の量を割り出し、ボール1個分の量を決めます。
ここからは1人1個に丸める作業です。
中まで火が通りやすいように、真ん中を抑えて平たくします。
丸めた生地を、油に投入します。
金属のへらを2つ使って、1個ずつ入れます。
早くしないと、最初に入れたものと最後に入れたものの時間差がついてしまいます。
給食では、生地を油に投入するごとに食品の中心温度確認を2回しないといけません。
1回目計って85℃以上あれば、90秒後にもう一度測って85℃以上で合格です。
そんなわけで、よく揚げた感じになります。
給食室での様子を職員室の先生方に話すと、
めちゃくちゃおいしい!
でもそんなに大変な献立しなくていいよ。
調理員さんかわいそう。
と言ってくれました。
ほんとに大変です。
でも、機敏に動き、時間通りに、衛生面に気をつけて、おいしく作ってくれる調理員さんの技とチームワークはすばらしいです。
そして、この手作りのかき揚げは、和泉市全校の調理員さんがその技を受け継いでいます。
子どもたちも先生たちもみんなが「おいしい、また食べたい。」と言ってくれるかき揚げ。
年に1回、がんばって作ってもらおうと思っています。